オールショパンプログラム
ムーアの主題による4手のための変奏曲(連弾)
ノクターン 作品9-3
エチュード 作品10-12
アンダンテスピアナートと
華麗なる大ポロネーズ 作品22
協奏曲第2番 第2楽章
前奏曲 Op.28より7・8・15番
スケルツォ 第2番
バラード 第1番・第3番・第4番 他
※都合によりプログラムが変更になる場合がございます。予めご了承ください。
下田幸二
(解説)
下田幸二
(解説)
現在、桐朋学園音楽部門、フェリス女学院大学音楽学部、相愛大学音楽学部各講師。日本演奏連盟会員。全日本ピアノ指導者協会指導者検定委員。ヤマハ所沢ショップ・マスターコース、大阪三木楽器特別ピアノ演奏家コース各講師。1985年武蔵野音楽大学音楽学部卒業。1989年ポーランド政府給費生として、ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科修了。1990年より8年間にわたり、ポーランド国立J.エルスナー高等音楽学校ピアノ科講師を務める。相馬信子、石黒祥義、リディア・コズベック、バルバラ・ヘッセ=ブコフスカの各氏に師事。その他、イェジー・スリコフスキ、タチアナ・シェバノワの各氏にも薫陶を受ける。ピアノ指導者として、音楽と技術のバランスがとれた具体的・実際的な指導に高い定評があり、数多くの優秀なピアニストを輩出。青少年ショパン国際ピアノ・コンクール(ポーランド)、ルービンシュタイン記念国際ピアノ・コンクール(ポーランド)、ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会(日本)をはじめとする内外のコンクール審査員やセミナー講師を歴任している。研究者としては、特にショパンの専門家として信頼が篤い。音楽評論家としても知られ、音楽の友、レコード芸術、ショパン、ムジカノーヴァ、ピアノの本、モーストリー・クラシック、月刊ピアノ、ピアノスタイル、レッスンの友など、数多くの音楽誌へ執筆しているほか、CD、演奏会プログラムへの執筆も多い。著書に、「ショパン全曲解説」(ショパン刊・日本図書館協会選定図書)、「コンクール面白雑学事典」(共著、ヤマハミュージックメディア刊)があるほか、2010年9月には、新著、「ショパン その正しい演奏法」(ヤマハミュージックメディア)を出版し、話題を集めている。
高橋 多佳子
高橋 多佳子
1990年第12回ショパン国際ピアノ・コンクールで第5位に入賞し、一躍楽壇に飛び出したピア二スト。ショパン国際コンクールのほか、ポルト国際コンクール(ポルトガル)第2位および現代音楽最優秀演奏賞、ラジヴィーウ国際コンクール(ポーランド)第1位、第22回日本ショパン協会賞受賞など、輝かしい受賞歴を有する。桐朋学園大学音楽学部卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。加藤伸佳、J.エキエル、下田幸二の各氏に師事。またV.メルジャノフ、H.チェルニー=ステファンスカ等の名ピアニストからも薫陶を受けた。現在、桐朋学園大学非常勤講師。ソロ・リサイタルやオーケストラとの共演など、演奏活動は日本とポーランドを拠点にほぼ全ヨーロッパに及ぶ。世界の著名な国際音楽祭にも多数出演。オーケストラとの共演は国立ワルシャワ・フィルをはじめ各国にわたり、日本では東京響、東京都響、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、神奈川フィル、大阪センチュリー、札幌響、京都市響、アンサンブル金沢、名古屋フィル、仙台フィル、山形響、群馬響、九州響等の主要オーケストラと数多く共演している。2006年、ソロ活動に加え、宮谷理香とのピアノデュオ・ユニット《Duo Grace》を結成。2010年1月より、《茂木大輔の生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会》全国ツアーに参加。2010年3月より、浜離宮朝日ホールにて、《ショパンwithフレンズ》~奇跡の年~を始動するなど、ますます意欲的な活動を展開している。CDは15タイトルをリリース。なかでもオクタヴィア・レコードよりリリースされているショパンの作品を時代ごとに取り上げた《ショパンの旅路》(全6タイトル)や、ロシアの2大作品をカップリングした《ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番&ムソルグスキー:展覧会の絵》は、“レコード芸術特選盤”に選ばれたのを始め、各方面から絶賛されている。2010年には、《ショパンの旅路》Box(7枚組)、《ショパン:バラード&スケルツォ集》、《リサイタル「ショパン with フレンズ」~奇跡の年~》、《ショパン:エチュード全曲》、《シューマン:謝肉祭&クライスレリアーナ》などがオクタヴィア・レコードより連続リリースされている。
大嶺未来
大嶺未来
1981年沖縄県生まれ。4歳よりピアノを始める。東京藝術大学付属音楽高校を経て、東京藝術大学に入学。2001年よりワルシャワ・ショパン音楽院(ポーランド)に留学。2006年、同音楽院を首席卒業。首席卒業者に贈られるマグナ・クム・ラウデ賞を受賞。2010年ベルリン芸術大学(ドイツ)を最優秀の成績で卒業。これまでにピアノを、庭野佐知子、辛島輝治、下田幸二、ピオトル・パレチニ、エレーナ・ラピツカヤの各氏に師事。マスタークラスにおいて、アイナー・ステーン・ノックレベルグ、ヴラディミル・ヴィアルド、ミハイル・ヴォスクレセンスキーなどの著名な音楽家に師事。主な国際コンクール入賞歴は、第4回アルトゥール・ルービンシュタイン記念若いピアニストのための国際コンクール(ポーランド)第1位(2000年)、第10回サン・セバスチャン国際コンクール(スペイン)第1位(2003年)、第10回アンドラ公国国際コンクール(アンドラ)第3位(2004年)、第16回シュナーベル国際コンクール(ドイツ)第3位(2008年)、第3回ザイラー国際コンクール(ドイツ)第5位(2003年)、第29回ルイス・シガル国際コンクール(チリ)ファイナリスト賞、及びチリ現代作品最優秀演奏賞(2002年)、第55回ヴィオッティ国際コンクール(イタリア)及び第56回プラハの春国際コンクール(チェコ)特別賞(2004年)、第15回ショパン国際コンクール(ポーランド)ディプロマ賞(2005年)、2009年度スタインウェイ賞-ベルリン最優秀ピアニストに贈られる(ドイツ)など、多数に及ぶ。これまでに国内はもとより、ポーランド、ドイツ、ベルギー、スペイン、クウェート、キプロスなどでリサイタルを行い、「第3回ショパン・フォーラム」(ポーランド)、「第18回パデレフスキ音楽祭」(ポーランド)、「べリンゲン音楽祭」(ベルギー)、「ピティナ・ワールドフェスティバル」(東京)、「第64回クウィンセナ音楽祭」(スペイン)、「北キプロス音楽祭」(キプロス)等の著名な音楽祭にも招待され、いずれも高い評価を得ている。また、沖縄交響楽団、クラクフ室内管弦楽団、ジェシュフ室内管弦楽団、ビドゴシチ交響楽団、ビナ・デル・マール交響楽団、サンレモ交響楽団、ウッジ交響楽団、シチェチン交響楽団、ワルシャワ交響楽団と共演。現在、ベルリン芸術大学Konzertexamen(国家演奏家課程)コースに在学し、ピアニストとして活動する傍ら、尚美学園大学ピアノコース講師として後進の指導にもあたっている